
今回は神代についてお話ししております。
杢を中心に取り扱っておりますので、神代の木は今まで少なく、あまり興味が持てなかった部類でございます。
そのため、皆様にごくわずかな情報しか出せず、勘違いさせていたことに深くお詫び申し上げます。
今まで神代とは火山灰に埋もれた木です。灰色になるものが多いですとお伝えしてきました。
勿論、火山灰で埋まったものもあるかと思いますが、神代は今は埋もれ木の総称です。
そのため、山の崩落、天災等含め、土などに埋もれていた木を神代と呼びます。
きっちりした年数は特にないですが、年月を重ねて色が変化していく事には変わりはありません。
色が変わるのは土の中の鉄分やタンニン分が有名ですが、その他いろいろな要素があると思いますがその成分が雨など水分と共に木に浸透して変化していったものが灰色や黒色など、その木にはない色へと変化させていきます。化学変化の一種だと思って頂ければと思います。
出てくる理由は、都市開発の工事、道路建設、自然災害後の川とかから出てくることもあります。
有名なのが鳥海山ですね。秋田山形にまたがる山で、高速道路やそのインターを作るために掘っていたところ出てきたものが最近では有名です。
その1つが今回出している神代クリ(真っ黒の栗)です。
こちらは2500年ほど前の山の崩落で埋まったものと大学の研究結果が出ていて、今回出していた神代クリが苑から出てきた、ということが解っております。この情報も最近で、作ってから知った事実です。
他の作っている神代の木に関しては出どころは分かりません。
なんせ古い材であったり、製材後の板ですので、なかなか出所まではつかめないのが現状です。
やっと、神代も興味が出てきました。
今まで、中途半端な情報をお話ししてきた事を恥ずかしく思うのと、皆様に誤解を与えてきた事に、この場で謝罪をしたいと思います。申し訳ございませんでした。
今後も木に対し、真摯に向き合っていきたいと思います。
ただ木工家として木を使い作ることに特化しております。1本1本の研究をしているわけではないため、全てに関して理解しお話しできるわけではないです。ただ出てきた情報だけをうのみにせず、今までの経験、多くの木に関する方のご意見など踏まえて今後も情報を出していければと思います。
それでも間違ったこともあるかもしれません。ネットの情報が全ててでもありません。
木には知りえない事が多くあります。
でもできる限りで、今後も作りながら、皆様に木を知って頂き、使って頂く仕事をしていきたいと思います。
またよろしくお願い致します。
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